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4月 15

【東京】土日に見たい!注目の展覧会まとめ

桜が散り、花見シーズンが終わった今、休日に美術館に行くのはいかがでしょう?4月の後半に見れる注目の展覧会をご紹介!!

 

まさに逆輸入!ボストンから浮世絵が帰ってきた!

『ボストン美術館所蔵 俺たちの国芳 わたしの国貞』

ボストン美術館はヨーロッパ、アメリカ、アジアなど世界各国の美術作品を所蔵する美術館ですが、なかでも日本美術コレクションは、国外では世界一として知られています。
江戸から明治期にかけて、多くの日本美術が海外へと渡りました。当時、日本では西洋志向になっていった一方、来日した外国人にとって日本美術は新しい芸術であったのです。動物学者のエドワード・モース(1838-1925)、東洋美術史家で哲学者のアーネスト・フェノロサ(1853-1908)、医者のウィリアム・ビゲロー(1850-1926)に代表されるアメリカ人と岡倉天心の功績により、ボストン美術館の浮世絵コレクションは質、量ともに世界有数を誇るものとなりました。これらは近年までほとんど一般公開されることはありませんでした。そのため保存状態がよく、まるで摺りたてのような鮮やかさを保っています。
本展は、同館の14,000枚を超える国芳、国貞の浮世絵から厳選された名品をご紹介するもので、1876年のボストン美術館開館以来初の大規模な国芳・国貞展となります。これらの作品は一度貸し出されると美術館の規定により5年間は公開されなくなるため、大変貴重な機会です。

(公式サイトより)

 


会場 Bunkamuraザ・ミュージアム( 東京都渋谷区道玄坂2-24-1)

会期 2016年3月19日(土)~6月5日(日)

入場料

一般=1,500(1,300)円
高大生=1,000(800)円
小中生=700(500)円
*( )内は前売/20人以上の団体料金
*学生券をお求めの場合は、学生証のご提示をお願いいたします。(小学生は除く)
*障害者手帳のご提示で割引料金あり。(詳細は窓口にて)

休館日 会期中無休

開館時間 10:00~19:00(ただし、金、土曜日は21時まで) *入館は閉館の30分前まで

公式サイト http://www.ntv.co.jp/kunikuni/


 

管理人的、注目作品

『相馬の古内裏』 作者:歌川国芳

圧倒的迫力の『相馬の古内裏』。瀧夜叉姫の悲しき物語が題材の本作品は、海外でも大人気!

 

『踊形容楽屋之図 踊形容新開入之図』

歌舞伎の舞台裏を大胆な構成で描いた一枚。歌舞伎業界と深い関係にあった国芳だからこそ描けた舞台裏。見るほどに新しい発見があるこの一枚は必見です!

 

『初雪の戯遊』

 

『見立邯鄲』

 

 

 

デザイナー三宅一生の全てが分かる展覧会

 

MIYAKE ISSEY展: 三宅一生の仕事

国立新美術館では、来る2016年3月16日(水)から6月13日(月)まで、デザイナー・三宅一生氏の展覧会を開催します。2007年の開館以来、「さまざまな美術表現を紹介し、新たな視点を提起する美術館」を活動理念とする国立新美術館では、デザインは重要な展示テーマの一つと考えてきました。このたびの展覧会「MIYAKE ISSEY展: 三宅一生の仕事」は、三宅氏が活動を開始した1970年から現在に至る約45年間の仕事を紹介する、これまでにない規模の展覧会となります。 (中略)
本展では、初期から最新プロジェクトまでの全仕事を通して、ものづくりに対する三宅氏の考え方やデザインアプローチを明らかにし、未来に向けた更なる創作の可能性を探ります。三宅氏の仕事の多様性や豊かさを示しつつ、細部をも丹念に紹介する本展は、今なお進化し続ける三宅氏の服づくりについて明らかにするものです。子どもから大人まで、誰もがつくることの楽しさに触れていただくとともに、本展が自由な発想を押し広げ、創造力を刺激する機会となれば幸いです。

(公式サイトより)

 


会場 国立新美術館( 東京都港区六本木7-22-2)

会期 2016年3月16日(水)~6月13日(月)

入場料

一般=1,300(1,100)円
大学生=800(500)円
*( )内は前売/20人以上の団体料金
*高校生、18歳未満の方は無料(要学生証等)
*障害者手帳をご持参の方とその付添の方1名は無料

開館時間 10:00~18:00(ただし、金曜日は20時まで) *入館は閉館の30分前まで

公式サイト http://www.nact.jp/


 

デザイナー三宅一生の全てが分かる展覧会という事で、見て損はないと思います。ファッションが好きな人、絵画ばかりで雰囲気を変えたい人はこの機会に是非!!

 

 

 

日本の洋画界に新たな風を吹き込んだ画家

 

生誕150年 黒田清輝─日本近代絵画の巨匠

 

本展は《湖畔》で広く知られ、日本美術の近代化のために力を尽くした黒田清輝(1866-1924)の生誕150年を記念した大回顧展です。
18歳になる年にフランスへ留学した黒田は、師ラファエル・コランや同時代のフランス絵画に刺激を受けながら、サロンに入選を果たします。帰国後には、印象派風の明るい光の表現を取り入れた黒田の画風が、日本の洋画界に新風を吹き入れました。
さらに東京美術学校で西洋画の教育を任され、また、美術団体白馬会を結成するなど、日本美術のアカデミズムを築きます。そして日本美術を国際的に認められるものとしようと苦闘しながら制作にはげんだのです。
この展覧会は、師コランやミレーなど、フランスで出会い導かれた作品をあわせて展示しながら、留学時代の《読書》《婦人像(厨房)》や帰国後の《舞妓》《智・感・情》などの代表作によって、日本美術の近代化に力を尽くし、絵筆で明治の日本を切り開いた黒田清輝の画業とその生涯を展観する、国立博物館初の大規模な黒田清輝回顧展です。

(公式サイトより)

 


会場 東京国立博物館( 東京都台東区上野公園13-9)

会期 2016年3月23日(水)~5月15日(日)

入場料

一般=1,600(1,400/1,300)円
大学生=1,200(1,000/900)円
高校生=900(700/600)円
*( )内は前売/20人以上の団体料金
*中学生以下は無料
*障がい者とその介護者1名は無料(要障がい者手帳など)

開館時間 9:30~17:00(ただし、金曜日は20時まで、土・日、祝日、5/2は18時まで開館) *入館は閉館の30分前まで

公式サイト http://www.seiki150.jp/


 

管理人的、注目作品。

読書1891年(明治24)

『読書』

 

舞妓1893年(明治26)

『舞妓』

フランス仕込みの本格的な洋画を日本に持ち帰った黒田の絵の質感、筆の運び方を生で見て頂きたい。また、彼の類い稀な色彩感覚が作品を華やかにしているところにも注目!

 

 

以上、4月の注目展覧会でした。今が会期のど真ん中の展覧会ばかりです。今のうちに行ってGWはイベント等に行くか、GWに行って大混雑に揉まれるか(笑)早めが吉ですよ!

 

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