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4月 22

【終了間近!】今週末までの個展まとめ 2016年4月23・24日 東京・大阪

今週末が最後!絶対見逃せない個展情報まとめ

さぁゴールデンウィーク直前!イベント等もGW仕様に模様替えの時期です。各美術館の個展もGWに向けて入れ替わりが進んでいます。ここで終了直前の注目個展をご紹介。今を逃せばもう見れないかもしれないので要チェックです!

東京


太田美術館 『歌川国貞~和の暮らし、和の着こなし。』(~4月24日(日)まで)

歌川国貞(1786~1864)は、当時の浮世絵界のリーダー的存在であり、その人気は北斎や広重、国芳さえも大きく上回っていました。国貞は、歌舞伎役者を描いた役者絵で一番の制作数を誇っていますが、それだけでなく、江戸っ子たちの暮らしを描いた作品も最も多く残しています。国貞は、江戸の暮らしを生き生きとしたヴィジュアルで今に伝えてくれる、貴重な浮世絵師なのです。

国貞の浮世絵には、四季の移り変わりを楽しむ人々、あるいは、料理を味わったり、楽器を奏でたり、猫を可愛がったりする人々など、さまざまなライフスタイルを送る人々が登場します。また、お洒落なファッションや流行のメイクにこだわりを見せる女性たちの姿も見逃せません。国貞の作品を通して、和の暮らしや着こなしが鮮やかに浮かび上がってきます。

(公式HPより)

住所 東京都渋谷区神宮前1-10-10

開館時間 午前10時30分~午後5時30分(入館は午後5時まで)

入館料

一般 700円

大高生 500円

中学生以下 無料

TEL 03-3403-0880

公式HP http://www.ukiyoe-ota-muse.jp


早稲田大学 會津八一記念博物館 『人のかたち』(~4月23日(土)まで)

「人の表現」をキーワードに、埴輪女子像、矢部友衛の裸婦やエジプトのレリーフに表される人体、人物文で飾られた陶磁器、寺畑助之丞の彫刻などさまざまな分野の作品を展示します。

(公式HPより)

住所 東京都新宿区西早稲田1-6-1 早稲田キャンパス2号館

開館時間 午前10時00分~午後5時00分(入館は午後16時30分まで)

入館料 無料

TEL 03-5286-3835

公式HP http://www.waseda.jp/culture/aizu-museum/

 


SCAI THE BATHHOUSE 森万里子「サイクロイド」(~4月23日(土)まで)

《 Cycloid IV 》2015年 アルミニウム、塗料、ラッカー 220 x 139 x 127cm

森万里子は90年代半ばより国際的に注目され、世界各国の美術館で個展を多数開催、作品も数々の公的な場所にコレクションされています。
2007年からこれまでの活動を総括する大規模な個展が世界中で展開されてきました。ヨーロッパから始まり、2011年にはブラジル3都市を巡回、2012年ロンドン・ロイヤルアカデミー、翌年はNYにて、2015年には豪州の美術館で行われ、いずれも大変好評を博しました。
近年は屋外へのモニュメント的な作品設置プロジェクトも手がけており、2010年に宮古島に作品を設置しました。

本展で中心となるのは、展覧会タイトルにもなっている最新のシリーズ作品 ”Cycloid” です。サイクロイドとは円がある規則のもとで回転するときに描く軌跡の総称で、特に外サイクロイドの作る、外部に増殖していくかのような形を作品に取り入れています。複雑で繊細な形が絡み合って広がっていくアルミニウム製の彫刻作品は、パールのように輝く塗料で覆われており、永遠の回転を感じさせる躍動感にあふれています。

また、エキピロティック宇宙論、ブレーン宇宙論の解釈に基づく彫刻も併せて展示されますが、これら2つの理論の提唱する「宇宙は誕生や消滅を繰り返し、始まりもなければ終わりもない、またパラレルに空間が存在する可能性すらある」という概念は、森万里子が長らく作品の主題に取り上げてきた自然との融合や、輪廻転生と驚くほど似通っています。必然的に作品の要素として取り入れられ、メビウスの輪のような形状を持つ作品として理論の概念が可視化されました。

同時に展示されるフォト・ペインティングは、森万里子が沖縄の海を見ながら描いたドローイングが元になっており、目に見えない自然のエネルギー、粒子の世界に形が与えられたという趣です。

常に探求し続けるアーティスト、森万里子の現在の活動を紹介する本展覧会を、是非ご高覧下さいますようご案内申し上げます。

(公式HPより)

住所 東京都台東区谷中 6-1-23 柏湯跡

開館時間 午後12時00分~午後6時00分

入館料 無料

TEL 03-3821-1144

公式HP http://www.scaithebathhouse.com/ja/

 


MAHO KUBOTA GALLERY 長島有里枝「家庭について/about home」(~4月23日(土)まで)

1993年のアーティストデビュー以来一貫して家族をテーマに創作に取り組んできた長島の新境地を開く展覧会となる本展は、アーティストが母親と共作した作品と大小の写真群が空間を構成するインスタレーションの展開となる予定です。

2010年に発表した写真集「SWISS」の制作過程で、祖母の残した大量の花の写真にインスパイアされた長島は、名もなき表現者であった祖母の創作の情熱の秘密をさらに探求していきます。その探求は「家庭」という誰にとっても明らかなようで実は大変に曖昧である概念、「家庭」と紐付けて語られることの多かった女性にとっての創作、そして創作におけるプロフェッショナルとアマチュアを分かつ境界線といった問題にアーティストのまなざしを向けさせていくこととなります。長島の問いかけにより、私たちは普段当たり前だと感じ受けとめている社会通念のようなものが、実際には大きな矛盾や葛藤をかかえ、不完全なままに社会を支配してきたことに気づかされます。「わけのわからないもの」にカメラのレンズを向けることで主題に対峙し、自らの創造言語を用いて表現し続けてきたアーティスト長島有里枝。静かな創作の戦いの記録の中で獲得した、ストレートで力強い表現空間が出現します。

(公式HPより)

住所 東京都渋谷区神宮前2-4-7

開館時間 午後12時00分~午後7時00分

入館料 無料

TEL 03-6434-7716

公式HP http://www.mahokubota.com/ja/

 


TETOKA ぬQ個展「カゼノフネ公園」(~4月24日(日)まで)

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2016年4月1日(金)から4月24日(日)の会期で、東京では約3年ぶりとなるぬQの個展「カゼノフネ公園」を開催いたします。
ぬQは、多摩美術大学大学院修士課程修了後、現在は東京を拠点に、アニメーションや、絵画、漫画作品を制作しているアーティストです。代表作であるアニメーション作品「ニュ~東京音頭」(2012年)は、第18回学生CGコンテスト最優秀賞を受賞、第16回文化庁メディア芸術祭審査委員会推薦作品に選ばれ、国内はもとより、イタリア、イギリス、スイスなど多くの国でも上映され話題となりました。近年では、チャットモンチー「こころとあたま」ミュージックビデオ(2015年)や、ローソン「新 黄金チキン」プロモーション映像(2015年)、「RED BULL MUSIC ACADEMY TOKYO」キャンペーン映像(2014年)など、数多くの映像広告を通して積極的に作品を発表しています。2016年1月には伊勢丹新宿店本館5階の店内装飾を手がけたほか、同年8月には川崎市市民ミュージアム(神奈川)でのグループ展への参加も決定しており、個人の創作活動からコマーシャルワークまで、その活動は幅広く注目されています。
ぬQの制作の根底には、日常で感じた矛盾や不条理と、それらを解決しようとする強い意志があります。目の前に現れた理不尽なできごとや、将来に対する不安など、現実に抱える問題をデフォルメすることで生まれる違和感のある世界は、 キラキラ明るいチャーミングなものと、それに相反する不気味でおどろおどろしいものが同居し、作品の魅力となっています。二子玉川に打ち上げられた花火から生まれた「玉川ふたこ」や、筋肉痛で休学中の高校生「最果一郎(さいはていちろう)」、無数の大陸を縦横無尽に旅し続ける小学5年生の「さよちゃん」と「エビ天」など、ポップでコミカルなキャラクターたちが、目の前の不可解な状況を解決していく様子は、 ぬQ自身の姿を投影しているかのようです。
本展では、初公開作品「カゼノフネ公園」をはじめとする新旧の平面作品とアニメーション作品を発表いたします。ぬQは「カゼノフネ公園」についてこのように語っています。

(公式HPより)

住所 東京都千代田区神田司町2-16 楽道庵1階

開館時間 午後4時00分~午後11時00分

入館料  1ドリンクご注文制

TEL 03-5577-5309

公式HP http://tetoka.jp/

 


小山登美夫ギャラリー ベンジャミン・バトラー展 「Trees Alone」(~4月23日(土)まで)

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本展は、小山登美夫ギャラリーでは2年ぶり、5度目の個展となり、2015年〜2016年制作の新作ペインティングを展示致します。

本展に際して、バトラーは次のように語っています。

「私の作品の中に繰り返しの感覚があれば、それは文字通りのものではありません。私は考えを何度も巡らせるのが好きで、時には過去の面影を拾い上げ、再び前面に出します。タイトルの「Trees Alone」は、一本の樹のイメージ(もしくは一つの作品)が、この展覧会の一部となっていくことを意味します。作品は、絵画作品としても、イメージとしても、キャンバスの中の要素としても単体として存在し、そしてそれぞれの絵画は一旦この展覧会から離れると、また単体として存在するのです。複数が単数になり、単数が複数になるのです。
画家として、私はスタジオで一人の時間を多く費やします。今回の展覧会は、いままでの他の展覧会よりも、より自伝的になると感じています。そして、本展は今回の新作を制作するにあたっての考え方やプロセスとより綿密に反響しあっています。2004年、ウィーンでの私の最初の個展のタイトルは「Tree Alone」でした。東京での「Trees Alone」は、ウィーンでの展覧会からの12年の歳月や、16の個展や、ウィーンと東京の9000キロの距離を超えた続きや結果として意味しています。」

13年間生活したニューヨークからウィーンに移り住み4年。息子が生まれ、父となったバトラーは新しい環境の中でより自分自身の作品に向き合い、私生活とのバランスの良い制作時間から意欲的に作品を作り出しています。今回の待望の新作をぜひご高覧下さい。

(公式HPより)

住所 東京都渋谷区千駄ヶ谷3-10-11

開館時間 午前11時00分~午後7時00分

入館料  無料

TEL 03-6434-7225

公式HP http://tomiokoyamagallery.com/

 

 

大阪・京都


美術館「えき」KYOTO 写真展「木村伊兵衛 パリの残像」(~4月24日(日)まで)

木村伊兵衛(1901-1974)
東京生まれ。小さい頃から写真に興味を持ち、1922年、自宅に写真館を開きました。1930年、ライカのカメラを入手し花王石鹸の広告部門でプロ写真家として活動をスタート。雑誌『光画』に発表した東京の下町のスナップショット、「ライカによる文芸家肖像写真展」で頭角を現し、以後、「ライカ使いの名手」として戦前・戦後を通じて活躍。1950年、日本写真家協会初代会長に就任。アマチュアの指導者としても、土門拳とともに「リアリズム写真運動」を推進。

 

戦後間もない日本では海外渡航がきわめて難しく、芸術の都パリは遠い遙かな夢の世界でもありました。1954年(昭和29年)、初めて念願のヨーロッパ取材が叶った木村伊兵衛は、ライカのカメラと開発されたばかりの国産カラーフィルムを手に渡仏。パリでは、写真家アンリ・カルティエ=ブレッソンと親交を深めます。そしてブレッソンの撮影ぶりを見て大いに刺激され、自身も積極的にパリを撮影しました。翌年、再び訪れたパリでは、写真家ロベール・ドアノ-と一緒にパリ祭を撮影して回りました。こうして彼は生きたパリの街並みと、下町の庶民のドラマを見ることができたのです。作品のなかでもとりわけ異色なカラー表現されたパリは、撮影後半世紀を経て、アルル国際写真フェスティバルやパリ市庁舎写真展などで紹介され、あらためて国際的な評価を受けることになりました。本展では、約130点のカラー作品から往時のパリの魅力をご覧いただきます。

(公式HPより)

住所 京都市下京区烏丸通塩小路下ル東塩小路町

開館時間 午前10時00分~午後8時00分(入館は午後7時30分まで)

入館料

一般 900円

大高生 700円

小・中学生 500円

TEL 075-352-1111

公式HP http://kyoto.wjr-isetan.co.jp/museum/index.html

 


デザイン・クリエイティブセンター神戸 Chloe Meineck「Kobe Music Memory Box」展示(~4月24日(日)まで)

認知症の人とその家族、介護者のためのプロダクト「Music Memory Box」を開発するデザイナー・インベンターのChloe Meineck(クロエ・マイネック)が、2015年10月、デザイン・クリエイティブセンター神戸で開催した、高齢社会におけるクリエイティブな生き方を提案した企画展「LIFE IS CREATIVE展 高齢社会における、人生のつくり方。」に合わせて、約1か月間神戸に滞在して、神戸の人たちの思い出を集めた「Kobe Music Memory Box」制作のためのリサーチを行いました。
滞在終了後に英国ブリストルで制作を続け、完成させた作品をこのたび公開・展示します。ぜひこの機会にご覧ください。 ※作家本人は来日いたしません。

(公式HPより)

住所  兵庫県神戸市中央区小野浜町 1-4 デザイン・クリエイティブセンター神戸

開館時間 午前9時00分~午後9時00分

入館料 無料

TEL 078-325-2201

公式HP http://kiito.jp/

 


大津市歴史博物館 モダンと伝統のはざま 柴田晩葉と早苗会(~4月24日(日)まで)

明治後期・大正の京都画壇で、竹内栖鳳と並ぶ重鎮として活躍した膳所出身の日本画家、山元春挙。
彼のもとには多数の弟子が入門し、明治33年(1900)、春挙の自邸にて非公開の山元画塾同好会展が開催されました。そして、3年後には、花見小路有楽館にて、22人の門弟による公開展覧会を開催。画塾も「山元社中同攻会」と名乗るようになりました(「同攻」とは、「同人攻究」の略で、攻究の字義は学問・技術を修めること)。そして、明治42年には、大雲院にて展覧会を開催。「出品画総数二十余。概大作にして大幅屏風画の出品ありしは私塾として罕れ(まれ)に見る」【『美術新報』8号4巻】と報道されるほど、意欲的な活動をみせる画塾であったことがわかります。翌43年1月には、同攻会第十回展の祝賀会を祇園中村楼で開催、早苗会と改称しました。画塾・早苗会は、最盛期の昭和初頭には90名ほどを数え、京都画壇でも屈指の勢力を誇る多士済済の画塾へと拡大することになります。
本展では、大津出身の門人・柴田晩葉を中心に、早苗会画人から一部の画人を取り上げ、春挙ゆずりの円山派を近代化した写生的山水図を描く古参門人や、個性的表現を貫く中堅門人らを紹介します。

(公式HPより)

住所  滋賀県大津市御陵町2番2号

開館時間 午前9時00分~午後5時00分(入館は午後4時30分まで)

入館料

一般 320円

大高生 240円

小・中学生 160円

TEL 077-521-2100

公式HP http://www.rekihaku.otsu.shiga.jp/index.html

 

 


以上、週末のおススメ個展でした。小さなギャラリーになると無料の展示が多いです!また現役バリバリで活躍されてる人の作品も多いです!これを機会に小さなギャラリー巡りをしてみてはどうでしょう。

記事を読んだらアンケートにご協力くださいm(__)m

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