何気なく使う文房具ホッチキスを芸術!
何にでも、未知なる可能性を追求してしまう人がいます。今回は文房具のホッチキスです。いつも何気なく使っているホッチキスに、紙を綴じる以外の可能性を追求し、アートにまでしてしまった人の作品をご紹介します。
作品名は「Ephemicropolis」、アーティストはイギリス出身のピーター・ルート氏で、作品はホッチキスの針を40時間かけて10万個並べたもの。
何と言う細かな作業、何と言う執念(笑)。これだけ細かな作業を行う執念もさることながら、しっかり大都市の摩天楼が表現できているのが素晴らしいところです。形態の配置などのバランス感覚も秀でた方だと思います。
そして作業風景は至って地味!膨大な数のホッチキスを指先で並べていくだけ。気が遠くなりそうです。
こちらは規模を小さくした別作品。これでも相当大きな作品です。土台を鏡にすることで更に都市の奥行が感じられます。
ホッチキスで絵を描くアーティスト
こちらもホッチキスアートです。使う道具は同じでも、今回は壁に刺して絵を描いてしまいました。アーティストはフランスのBaptiste Debombourgさん。制作時間75時間かけて3万5000本のホッチキスを壁に刺して展示しています。
オーバーヘッドキック
壁に刺さったホッチキスたち
この作品は非常に絵画的です。単色の画面ですが、壁に刺したホッチキス一つ一つに立体的に光が反射して独特の見え方をしています。ホッチキスが絵画になっているという驚きと、斬新な光の見え方という驚き、二つが同居して立派な芸術になっています。素晴らしい!
以上、ホッチキスアートの世界でした。