ついに決定した五輪エンブレムは『市松模様』
盗作疑惑で日本中の注目の的となっていた五輪エンブレムがようやく正式に決定しましたね。選ばれたのは、野老朝雄氏の「組市松紋」。日の丸を連想させる太陽マークと五輪マークを市松模様にデザインした作品です。
この市松模様とは、『格子模様の一種で、二色の正方形(または長方形)を交互に配した模様』で、日本に古くからあるデザインパターンです。古くは古墳時代の服に使われ、江戸時代には歌舞伎役者が市松模様の衣装を着たことで庶民の流行になりました。現代でも、オーソドックスなデザインとして色々なところで見かけます。また、今回のように定期的に市松模様のデザインが世間の中心にくるほど優秀なデザインです。
今回は、話題の市松模様が使われている絵画やファッション、建築などの作品を幾つか紹介します。
市松模様×アート
『ビードロを吹く娘』 喜多川歌麿
『慶長使節支倉常長』 守屋多々志
『テーブルに集うファン・ボホーフェンの家族』 アンドリース・ファン・ボホーフェン
市松模様×雑貨
京友禅てぬぐい
INFOBAR au
市松模様×ファッション
アンリアレイジ(ANREALAGE)
LOUIS VUITTON
市松模様×建築
予科練平和記念館 設計:吉村靖孝
HERMITAGE2005 設計:Ai設計室
アオーレ長岡 設計:隈研吾
読売北海道ビル 設計:三菱地所設計
旧神戸瓦斯本社(神戸ガスビル) 設計:渡辺節
桂離宮 松琴亭
重森美玲庭園美術館
デザイン:丹下健三事務所