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4月 15

野菜や果物で作られた面白彫刻まとめ

彫刻のように野菜や果物を削りアートに大変身

タイの伝統的な文化の一つに、フルーツをナイフでカットして花や動物を彫刻する「フルーツカービング」(又は、タイカービング)というものがあります。スイカやメロンなどの球形の果物、大根などの野菜が基本だそうです。

日本でも一時期話題になり、フルーツカービングの職人の方がいるぐらい密かなブームになりました。現在でも、祝いの席などで華やかな飾りとして一役買っているようです。

今回はフルーツカービングの作品と職人さんをご紹介します。

スイカがこんなにも美しい花の形に。色のグラデーションもきれいですね。

丹後友香理「かたちつくり」

東京を拠点にフルーツカービングの職人として活動されている方です。

調和は多様性の結果として統一性の中に生じる

モチーフは反復し、心地よいリズムを生む

あまねく中心を含み、世界は無限に広がる

装飾文は再生し、永遠に連続する

そして、水の神秘、

その透明のベールは初々しく、時に艶めかしく

(HPより引用)

数々の賞を受賞されており、その道の第一人者の方のようです。

こちらの繊細で美しい、スイカとメロンのカービング作品は「かたちつくり」の丹後友香理さんの作品です。

 

 

制作に使うのはナイフと果物だけ

制作に使う道具は、ほとんどカービングナイフだけだそうです。まれに彫刻刀、ピーラーなどを使用することもあるそうですが、細かいデザインもカービングナイフのテクニックで職人さんが仕上げてしまうようです。

カービングナイフ。柄の部分は金属・木製・プラスチックなどいろいろあります。タイの古典風のデザインが多い。刃の長さ・薄さもいろいろあります。手の大きさや彫るものによって、選びます。

 

ここで、制作過程の動画を幾つかご紹介。

 

日本人の方でしょうか?細かなナイフの動き、凄いです。

 

コチラはタイのテレビ番組のようです。流石、本場のクオリティ!

 

食事の席に華をそえるフルーツカービング

芸術的に彫られた果物、野菜たちは食事の席に華やかさを演出してくれます。ここで本場タイと日本のフルーツカービングを見比べて見ましょう。お国柄が感じ取れると思います。

 

 

タイのフルーツカービングです。華やかで豪華な装飾ですね。花のモチーフは伝統的なデザインなのでしょうか?少し攻撃的でカッコイイ印象です。

 

 

サラダやお弁当の付けあわせに便利なラディッシュの飾り切りもカービングナイフを使うとやりやすいです。

りんごのカービング。日本では、タイ本来のデザインはかなりアレンジされていて、より繊細でかわいいデザインが好まれています。

ラディッシュで作ったかわいいネズミさん。ラディッシュの先がほんとのしっぽみたい。

むきもの、いろいろ。野菜も切り方を変えるだけで、こんなに雰囲気が変わるのですね。

コチラが日本のフルーツカービングです。控えめで可愛らしいデザインが多いです。食卓の装飾の為と言うか、食べるものを可愛く加工したような印象です。宴会ではなく個人的に楽しむ方が多いからかも知れません。

 

可愛い生き物のデザインも

芸術的なフルーツカービングにも、ちょっと緩くて可愛い作品がありました。こんなのあったら和んじゃうような作品を幾つかご紹介。

 

 

 


 

綺麗な作品から可愛い作品まで、気になったものをまとめてみました。話題になったので、フルーツカービングを知ってる人も多いかと思いますが、これを気にまた思い出して頂けたら嬉しいです。

 

関連リンク

日本タイカービング協会HP

キナリノ フルーツ彫刻の世界

 

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