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4月 15

レオナルド・ダ・ヴィンチの正式な血縁者が発見される!

『モナリザ』で有名なルネサンスの巨匠レオナルド・ダ・ヴィンチの存命する血縁者が発見されました。

 

レオナルド・ダ・ヴィンチ博物館の館長アレサンドロ・ベッツォーシ氏と国際ダ・ヴィンチ教会の会長がフィレンツェで記者会見を開きダ・ヴィンチの存命する血縁者を発見したと発表しました。

(写真1)

(写真1)

報道機関によれば、1973年から行っていた調査で、35人のダ・ヴィンチの血縁者を発見。この中には、イタリアの映画やオペラ、テレビなどで活躍し、米アカデミー賞にノミネートされたこともある監督・脚本家のフランコ・ゼフィレッリ氏(写真1)もいたそうです。

 

文書を念入りに調査し、家系図を作成

1519年に死亡したダ・ヴィンチは子供はいなかったが、多くの兄弟がおり、今回はこれらの人物が調査対象でした。

ダ・ヴィンチに関する文書等は失われたり売却され、ダヴィンチに関する情報を整理するのは大変でした。その中で調査チームはフランス・スペイン・イタリアなどの教会や地方議会の文書を念入りに調べ、ついに家系図の作成まで至りました。

 

意外と知られていないダ・ヴィンチの人物像

今回の調査で、ダ・ヴィンチに関する研究が一歩前進しましたが、世間では意外にもダ・ヴィンチがどういう人物だったのか知らないようです。

ダ・ヴィンチの父はフィレンツェの裕福な公証人で、母は農夫の娘カテリーナでした。ダ・ヴィンチの幼少期は記録が少なく謎な部分が多いですが、14歳の頃に芸術家ヴェロッキオに弟子入りして芸術の道を歩み始めました。彼の卓越した才能は若い頃から目覚ましく、芸術だけではなく建築、化学、機械工学と多くのジャンルで活躍したそうです。

ヴェロッキオとレオナルドが描いた『キリストの洗礼』

また、異常なまでの物事に対する創意工夫により、「強靭な精神力と大いなる寛容さ」、「威厳ある精神と驚くべき膨大な知性」などと評されていたそうです。

 

憶測が広がるダ・ヴィンチの私生活

世界一有名な芸術家は、世界一研究者の妄想を駆り立てる対象でもあります。ダ・ヴィンチの私生活は謎が多く、特に性的嗜好は世界中の研究者の興味の的です。

ある研究者は、ダ・ヴィンチの死を伝えた弟子の書簡にダ・ヴィンチが情熱的に二人の弟子たち(サライとメルツィ)を愛していたと書かれていることに注目し、弟子たちと性的な関係にあったとする説を唱えている。この説により、ダ・ヴィンチが同性愛者という研究者は多くいます。

また、24歳だったレオナルドが他3名の青年と男娼と揉め事を起こしたとして、同性愛の容疑をかけられたという記録も存在します。

 


 

 

謎多き天才ダ・ヴィンチですが、現代でも研究が進められ少しずつ詳細な情報が明らかになってきています。私たちが生きているうちに世界一謎な女性モナリザの正体も明らかになるかも知れません。

 

 

【関連リンク】

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